夜勤入りの妻は、朝にいつも作っている夜ご飯の準備をしなくていい為、起きてくる時間が少し遅くなります。
それにつられて、一緒の布団で寝ている子供達の起きる時間も少し遅くなります。
ただ、僕は違います。
子供達の保育園に持って行くご飯の準備と、朝に食べるご飯を準備しなくてはいけません。
夫：「え？夜に米を研いで予約すればいいじゃないか？」
夫：「おっしゃる通りでございます。でも、それが出来ないので朝しているんです。」
そもそも、夏場に長時間常温で置いておくのも嫌なので、朝米を研ぐ習慣になってしまったんです。
人は、同じ習慣を変える事をストレスに感じるそうです。
それは会社の仕事でも、日常生活でも同じことが言えるんじゃないでしょうか？
まぁ、我が家のルーティーンワークもそのうち変わるでしょう。
さて、妻と子供達も起きて来たので朝ご飯の時間です。
ただ、子供達が最近になり、妻の夜勤の日はゆっくり出来るのを覚えてしまったせいか、通常時に比べての動作が遅くなっている気がします。
保育園に行く時間は、同じ時間にしたいと思っているので、毎日行う家事や山に行く準備は変わらず行います。
しかし、ストーブを付けても部屋の中が温まるまで時間が掛かり、普通にしていると寒いこともあってか、妻の定位置は決まってストーブの前。
そんな、お尻を温めながらゴロゴロしている妻を見ると、「ゴロゴロしやがって、可愛いなぁ。」と、感じている日々です。
子供達を保育園へと送り、その足で白馬へ。
夜勤入りの妻は、家でのんびりするそう。
白馬に着いて感じるのは、「雪が無い！」です。
それもそのはず、最近の気温が高い事と降雪がないので仕方ありません。
しかも、昨日の天気は雨。
雪が降らないと、融雪が進んでしまうんじゃ。
今日の天気予報が晴れなんですが、山の上部を見てみると雲に覆われているじゃありませんか。
上に上がってから、雲が山の中間部にある事も少なくないので、とりあえずブーツを履いて白馬五竜のゴンドラへ。
ゴンドラに乗る前の麓のゲレンデには雪が無く、オープン出来る状態ではないのが手に取ってわかります。
ゲレンデ関係者は、今か今かとオープンを切望していると思いますが、降雪が無いのではオープンしようも出来ません。
山頂に着き、小雪がちらつく中で聞こえてくる音は「ざざー。がりがりがりー。」何とも不穏な音です。
それもそのはず、昨日の降雪からの気温の低下でゲレンデは全てアイスバーン状態。
雲と雪とガスの影響で、視界もクソ悪くて滑るか悩むほどです。
ただ、ここまで来てしまった以上は滑るしかありません。
妻によく言われるんです。
妻：「誰も頼んでいないのに、いつも勝手に修行するよね。」
僕自身も自負しています。
夫：「仕方ないじゃん！そういう性格なんだもの！＠みつお」
ゲレンデを滑り始めて思うのが、「転んだら痛いんだろうなぁ。」と、ひしひしと感じるアイスバーン具合。
その中でも、ひたすらグラトリを練習している若きスノーボーダーの方や、自分の滑りにうっとりしていて周りの見えない老害スキーヤーの面々。
僕は、ガリガリアイスバーンを数本滑り決めました。
夫：「今日は帰ろう。」
通い出来ている場合は、滑れるのが「今日！」なので、気合で最後まで滑るんですが、シーズンが始まって間もない現在。
無理したり、楽しくないのに滑っていて怪我したら元も子もありません。
そんな事で、ゴンドラに乗り下山して長野に帰ります。
夫：「ただいま～。」
寝室から降りてくる妻。
妻：「帰ってくるの早かったね！やっぱダメだったの？」
行く前から、アイスバーンなのは概ね予想していたので、行く前から帰ってくるのは早いかもと妻には伝えてありました。
そういえば、家に着いてから気付いていましたが、リビングにいい香りが充満しています。
これは、煮物の香りや！
年齢を重ねるに連れて、肉を食べる頻度よりも魚、外食よりも家で食べるご飯が美味しく感じる様になり、妻の作るご飯が大好きで大好きで仕方ありません。
ちなみに、今日の夜ご飯を先に作っていたんですが、子供達にはきっと好評ではないでしょう。
これも、「大人になった。」と感じる瞬間です。
すき焼きに入っている春菊や椎茸などの、「野菜のえぐみ」や、少し癖のある食べ物が美味しく感じるのは、子供の頃に比べて舌が馬鹿になってきているのもあるかもしれません。
今では、美味しく感じるような食材であっても、子供の頃は嫌いで仕方ありませんでした。
食べるならば！肉！焼肉に行けば野菜なんて食べずにカルビ！なんてのは、昔の事。
今では、決まって食べるのはロース・ハラミ・レバーなど。
3食ラーメンが、1週間続いても大丈夫だった20代。
いつまでも、若くいたいものだと感じます。
妻よ。
結婚生活を続けてくれてありがとう。
続く！
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