凍てつく様な寒さの早朝。
家の中なのに、吐く息は白く、窓枠は凍り付き、本気を出して来た長野市。
と言うより、きっとこれが本来の冬の姿でしょう。
昨日の降雪によって、屋根に積もった雪が冬の風物詩なんですが。
夫：「寒いせいで、AM4:30に目が覚めてしまったんじゃ！」
一旦起きてしまうと、もう寝れない事は重々承知なので、諦めてリビングに降りてストーブを点火。
ストーブの室内温度の表示は「1℃」だったので、気になって玄関の気温計を見ると「0.4℃」でした。
きっと、外はもっと寒い事でしょう。
冷水で米を研ぐんですが、いつもより冷たい水に心折れそうになりつつ、お湯を沸かしてコーヒーを淹れて温まります。
いつもの起床時間に妻と長男が起きてきましたが、2人揃ってストーブの前でお尻を温め始めました。
夫：「長女は起きていないの？」と、妻に聞くと。
妻：「起きてるけど、布団から出たくないって。」
その気持ちは、痛い程わかります。
夫：「だって！寒いんだもん。」
少しして、起きて来た長女は僕の元に来るなり。
長女：「抱っこしれ！」
寝癖が付いた、寝起きの長女もまた可愛くて仕方ありません。
着替えをしてから髪を梳かして、朝ご飯を食べてから保育園の準備をして登園。
車の気温計をふと見ると、、、「-8℃」そりゃ寒いわけです。
早朝は、もっと冷え込んでいたんでしょう。
それに昨日の降雪で、保育園の園庭は真っ白になっていました。
先日、保育園からの「雪遊び用の準備」のお便りが入っていたので、ニット帽やスノーウェア・スノーシューズを持って行ったんですが、雪国ならではの準備なので、子供達は昨日から雪遊びを楽しみにしていました。
子供達を預けた後、家に戻り休みの妻と共にデートに向かいます。
向かう先は、もちろん！いいづなリゾートスキー場。
妻：「シーズン券買ってるし、スノーボードしたいからね！」だそう。
妻が楽しそうに、「スノーボードをしたい！」と言ってくれている事が、嬉しくてたまりません。
スキー場までが車で30分程で、リフトスタートから行くつもりもなく、お弁当などをゆっくり準備してから出発です。
スキー場に到着して、駐車場に着いたんですが、土日祝日に比べて空き具合が半端ない。
ゲレンデを見ても、滑っている人が数えられるほどしかいません。
妻：「こういうゲレンデ大好き！練習しやすいじゃん！」と、大喜びの妻。
まだ、リフトが1基しか動いておらず、コースも1つしか滑れませんが、絶賛練習中の妻にはもってこいのスキー場です。
準備を終えて、リフトに乗り上部へ向かうんですが。
リフト係の方も優しく、もう顔も覚えてもらえたみたいで「シーズン券」を提示すると、「今日もいらっしゃったんですね＾＾」と、嬉しいお言葉。
家族4人揃って、これからずっとお世話になります。
さて、滑り出す前に妻に試練が。
まだ、リフトを降りるのが苦手なんです。
ワンフットでヒール側のストップは、なんなく出来るんですが、、、
トー側のストップが苦手な、お茶目な一面を見せる妻。
しかし、やらないとうまくならないのが、どのスポーツでも同じです。
心を鬼にして、トー側のストップの練習を促します。
その結果、リフトを降車してトー側でストップが出来た妻。
バラクラバ越しですが、完全にどや顔をしているのがわかります。
スノーボードに関して言えば、出来た事全ての事が自信に繋がり、更に出来た事で喜びに変わる事が楽しくて仕方ない妻。
可愛くて仕方ありません。
滑り出して、基本に忠実にひたむきに練習する妻。
何本か滑って、リフトに乗っている時に質問されました。
妻：「一緒にとは言え、ただ滑っているだけでも楽しいの？」
夫：「滑る事が楽しいから、全然気にしなくていいよ？」
まだ初心者の妻は、レベルの差を気にしているみたいですが、こうやって夫婦一緒に同じ趣味を共有できること以上の楽しみはありません。
やっている事がスノーボードなだけで、デートなんですから。
今迄、仕事の都合上で休みが合う事が少なく、一緒にデートなんてろくに出来なかったので、一緒に同じ時間を過ごせるだけでとても幸せです。
ターンも上達してきて、話す内容はもっぱらスノーボードについて。
本当に幸せです。
持ってきたお弁当を仲良く食べて、午後も軽く滑った後は帰宅。
少し早いですが、妻がお風呂に入ろうとした時に大問題が起きました。
妻：「お風呂場のお湯が出ない！」
夫：「え？洗濯機も水出てるじゃん。」
妻：「でも、お風呂の水もお湯も出ないよ！」
風呂場に行って確かめると、本当に出ません。
夫：「多分、凍ってんな。」
蛇口側に切り替えて、水を出すと「ちょろちょろ」しか出ない水。
シャワーヘッドを取り外すと、完全に凍っていました。
蛇口側の水を出し続ける事、数分。
「スポーンッ！」と、氷の塊が抜けて開通。
家を借りる際に、不動産屋さんに「冬の水抜き」について確認して時には、「水抜きしなくても大丈夫！」と聞いていたので油断しました。
そりゃ、あれだけ朝寒かったんですから仕方ありません。
無事に風呂に入る事が出来た妻。
これからは、風呂の窓を開けっぱなしにするのを気を付けようと思いました。
僕は保育園に子供を迎えに行き、夜ご飯を軽く食べた後に向かうのは、いいづなナイター。
行ける時に、滑ってかないと滑れなくなってからじゃ遅いので。
結局、ラスト前まで滑って大満足な1日でした。
こんな、スノーボードに明け暮れる生活が出来るのも妻のお陰、妻があってこそです。
妻よ。
結婚生活を続けてくれてありがとう。
続く！
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